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 情報発信委員会主宰による本年度2度目の例会となる10月例会は、『青工会アピール大作戦!』。5月例会『その情報、本当に"正しい"ですか?』でメディ ア・リテラシーに正面から向かいあい、「情報」の本質についての考察をめぐらせた後は、いよいよ例会を通じて外部に情報を「発信」してゆこう、というわけです。

ではその発信の手段とは?なんと、10月20日(土)に行われる「甲府大好きまつり」内のイヴェント"Beat to Beat"に出演し、踊りを披露しよう、というもの。念のためご紹介しておくならば、今年第24回を迎える「甲府大好きまつり」は甲府市制施行100年を 記念して始まったお祭りで、甲府の中心市街地を舞台に、様々なステージ・イヴェントや出展が繰り広げられます。メイン・イヴェントは「まつりパレード」 で、音楽隊・子どもみこし・甲府大好き音頭・Beat to Beatなどのパレードが、甲府の街を盛り上げてゆきます。私たち青工会が出演するBeat to Beatは各種パレードの最後に位置づけられ、出場団体が共通テーマであるこのお祭りのためのオリジナル・サンバ曲に合わせ、それぞれ独自の振り付けによ る踊りを披露し、審査員による評価を受けるのです。

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小林智斉委員長の熱い思いにより提案されたこの例会アイディア、当初は委員会内部で少なからず議論となりました。踊ることが、果たして「情報発信」となり 得るのか。青工会を、踊りによってアピールすることが、果たして効果的なのか。自分たちだけで、観衆を納得させるだけの振り付けを生み出し、ある程度の完 成度まで高めることができるのか。若手事業家の集まりである青工会をヴィジュアル面で表象すべくスーツ姿&共通ネクタイで踊ろう、という基本アイディアは 固まったものの、踊り本体に対する明確なイメージはなかなかまとまりませんでした。

不安を抱えたままの船出を確信に変えてくれたのは、優れた指導者の登場でした。新入会員の田代和馬会員の紹介により、NPO法人ルーデンス(ダンスを通じ て子供たちに身体表現の楽しさを伝える活動を行っている)に所属する、志村香奈子先生に振り付けと指導をお願いすることになったのです。志村先生は例会趣 旨を即座に理解し、ビジネスマンの一日を、「仕事編」と「解放編(アフター5)」に分けて構成したみごとな振り付けを考えてくださいました。

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やがて夏から週1回の夜の練習がはじまり、30~40代中心の会員が、志村先生の指導のもといっせいにダンスのステップを踏む壮大な情景が甲府市内の某所 でくり広げられることになりました。最初はストレッチの段階で阿鼻叫喚の苦しみを味わい、自分の身体がこれほどまでに自由に動かないことに七転八倒してい た会員(特に私...)も、回を重ねるごとにステップに慣れてゆき、踊りの楽しさを実感できるようになりました。これもひとえに、志村先生の卓抜なご指導のお かげでしょう。身体の基本的な動きをまず身につけ、振り付けの「意味」を理解し、あとは反復と細部の詰めによって身体に染みこませてゆく...このプロセス を、明るく楽しく分かりやすく、先生自身の美しいお手本を通じて、会員全体に浸透させていってくださいました。

当日の踊りは17時から、出場全18団体のうち17番目の登場。山梨中央銀行や岡島が立ち並ぶ甲府のメイン・ストリートに集結した会員たちは、全員が漆黒 のスーツ姿、法被姿やチアガールが大多数を占める諸団体の中で異様にアウトレイジな存在感を放ち、心なしか皆さん我々から適度な距離を置いているように思 われます。が、気にしてはいられません。全員、踊ることで頭がいっぱいです。
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盛り上がっている会員、緊張しまくっている会員、それをほぐ すためにひたすら踊りの振り付けを反復する会員(←私)と待ち時間の風景はさまざまでしたが、いよいよ自分たちの番になったらあとは一直線。心強くも一緒 に踊ってくれることになった志村先生と共に、笑顔と開放感で、甲府の街を練り歩き、踊り歩きます。いつしか、春日モールの狭い通りに入ってからは、周囲か ら掛け声がひっきりなしに飛び、盛り上がりが肌で直接感じられ、大いなる一体感と高揚感を全員が味わっていました。練習の時、4分半の踊りのパターンを5 回、6回と繰り返すのが実に体力的に辛かったのが、本番では「え、もう終わり?」というくらい短く、凝縮された時間に感じられました。その後の懇親会が、 ふだん以上の大盛り上がり大会になったことは、申し上げるまでもありません。

審査結果は、残念ながら上位5チームには入 れませんでした。しかし私たちは、「毎日闘うビジネスマン」の踊りを通じ、青工会をアピールし、地方都市の例にもれず決して元気とは言えない甲府の街を活 気づける祝祭の一翼を担うことができたことに、ささやかな誇りを感じています。ご覧になられていた方々が、帰りの道すがら、「あの人たち面白かったよね」 と笑いながらその夜の楽しい語らいに私たちのことを思い出してくれたのなら、本望です。                        
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PCや携帯のヴァーチャルな空間が日常になりつつある私たちにとって、身体表現は「生きることの感覚」を思い出させてくれる、貴重な機会なのかもしれません。会場でも多くの子供たちが踊っていましたが、未来を担う子供たちが、困難な社会を互いの信頼感と共に乗り切ってゆく力を得るために、身体表現はとても尊い意味を持つに違いない、と感じました。無論、私たち大人にとっても。

踊るってすばらしい!

(文責:情報発信委員会 矢澤孝樹)
山梨青年工業会は、すでにご紹介したとおり毎月1回、各委員会主宰で「例会」を行っています。その内容は、各委員会の特性を生かした学びあり、遊び あり、体験型イヴェントありとさまざまですが、手法的には二つに分かれると申し上げてよいかと思います。つまり、外部講師を迎えての「講師例会」と、委員 会メンバーが内容と進行を一から考え、完全管理して進めてゆく「手づくり例会」の二つです。私が今年度このブログでご紹介した2つの例会のうち、5月の情 報発信委員会(私の所属委員会でもありますが)による『その情報、本当に正しいですか?』は「手づくり例会」、7月の経営力委員会による『挑戦する経営者 に学ぶ』は「講師例会」でした。それぞれの良さがありますが、「講師例会」は外部からの新鮮な刺激を会にもたらし、「手づくり例会」は委員会が例会を創っ てゆく過程で"体験的学び"とプロデュース力、団結力を深めてゆくのが特色だと申せましょう。

さて、9月19日 (水)19:00から甲府商工会議所の5階ホールで行われた、総務委員会(柴田和則委員長)による9月例会『頭スッキリセミナー』は、「手づくり例会」に あたります。"ものづくり"をベースにしつつも多種多様な業種の若手事業家が集う山梨青年工業会をひとつに束ね、その活動を支えてゆく総務委員会。委員長 はじめ委員会メンバーのすべてが、常に「どうしたらこの会をスムースに運営してゆくか」という問いに頭を悩ませているに違いありません。「頭スッキリ」 は、まさにそのような総務委員会だからこそ選ばれたテーマなのだと思います。むろん、それは私たちにとっても、仕事や日常のすべての瞬間において、重要な テーマであることは間違いないでしょう。常に決断、判断が求められる毎日において、どうしたら、混沌とした思考の迷路から抜け出し「頭スッキリ」状態にた どりつくことができるのか。
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そのための道標として、総務委員会が携えたのが、「マインドマップ」という方法論でした。こ れは、イギリスの著述家トニー・ブザン(1942年生)が発案したブレインストーミングの手法であり、混沌とした思考に一定の道筋と論理を与え、いわば脳 内概念をマップとして視覚化する思考ツールです。中心にテーマ概念を置き、連想の枝を四方八方に伸ばしてゆくと、そのテーマから導き出される自分の考えが みごとに体系化され、視覚的にも楽しいマップができあがる、という寸法です。これを学び、実践してみようというのが今回の例会なのです。

例会は、パワーポイントによる資料を委員会メンバーが順次解説し、その間にテーブルごとに分かれた小チームで実際にマインドマップ作成を体験するワークショップがはさまれる、という流れで進みました。まず柴田和則委員長によるマインドマップ概説でスタート。ビル・ゲイツやアル・ゴアといった著名人、またGMやディズニー、ボーイング等の一流企業がさまざまな形でマインドマッ プを活用していることを解説、会員は緊張感に包まれました。そんな凄いことができるのか、と...。しかし心配無用。委員会メンバーがリレー方式で、マインド マップの目的・用途・作り方をわかりやすく解説してゆきます。飯島浩司会員は、自己紹介を例にとったマインドマップの実例。
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秋山由里会員は、中心テーマか ら伸ばしてゆくマインドマップの「枝」が自分の頭の中の引き出しを芋づる式に開け、思考を整理してゆくその手法のメリット。若尾逸生会員は、自分のスケ ジュールをマインドマップ化するその効用。功刀数也会員は、ノートテイキング、各種メモとしてのマインドマップの活用法。齋藤祐次郎会員は、キーワードの 重要性と応用例としてのSWOT(強み・弱み・機会・脅威)分析等の紹介。そして田中剛会員はビジネスへ活用できるマインドマップのさらなる可能性について。
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委員会メンバーが互いを絶妙のキーワードで紹介しながらバトンタッチしてゆく(これもマインドマップの効用?)など、笑いの絶えない プレゼンテーションの間にワークショップが挟まれ、会員は「自分」や「予定」といったテーマでマインドマップ作成に励みます。難しいのでは...という最初の 印象はたちまちほぐれ、枝を伸ばし、連想を広げてゆくことで、自分の中で混沌と渦巻いていたものが、みごとに整理されてゆくのです。そして、これは純粋に楽しい作業でもあります。

私個人の印象ですが、マインドマップにはふたつの方向性があると思います。ひとつは「自分」を 垂直的に掘り下げてゆく方向性。つまり、この得体の知れない「自分」というものの全体像をはっきりと見える形にする。自分は何が好きで、どのような生を歩 み、何に重きを置いているのか。もうひとつは「水平的」な方向で、スケジュールや仕事の段取りを決め、目的意識や優先順位を明確化し、行動に指針と方向性 を与えてゆく。このふたつの方向性を基本として、いくらでも応用が利く優れたツールであると実感することができました。それは上述のような総務委員会の的 確なプレゼンテーションのおかげであり、皆が共に考えることで単独の学びよりもはるかに多くの理解が得られるという点で、「手づくり例会」の良さが十分に 生かされた例会であったといえるでしょう。翌日から、さっそく実践している会員がかなりいるはずです。

例会には友好関係にある、先輩格の昭島青年経営者クラブの方々も参加してくださいました。終了後の懇談会では大いに友好を育みましたが、いつもの例会後の懇親会よりもさらに皆の会話がはずんでいたとしたら、それはマインドマップ実習で思考が整理されたおかげかもしれません...。

(文責:情報発信委員会 矢澤孝樹)

皆様こんにちは。情報発信委員会の平島です。今年の夏はとにかく暑いですね。

さて暑いといえば8月25日に行われた8月例会~やってみるじゃんけ・青工会夏祭り~です。

この例会は親睦連携委員会の担当例会で、目的は皆さんで協力して一つの例会をすること。

多くの会員の皆様とその家族で交流をし夏の思い出になる様な例会にしたい。また青工会を元気にし、会をもっと盛り上げたい。そんな思いから戸川レジャーセンターで開催されました。

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私 はBBQの担当でしたが、包丁さばきは苦手なので、炭おこしに逃げました(笑)。

ちゃんと肉を焼く係もしましたよ。その他には、お好み焼き・焼きそば・フラ ンクフルト・焼きイカ・お蕎麦・かき氷・綿あめ・等それぞれ各テントで会員の皆様が協力しながら一生懸命作っていました。残念ながら余り食べられませんでし たが、ビール・酎ハイ・ワインを飲めたのでよかった。 


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参加した子供達も各テントの看板を書いたり、各テントで作られた食べ物を食べたり鱒のつかみ取りをしたりとても楽しそうでした。

例会も盛り上がってきた時に各委員会の委員長達が集まり出し物をしました。

知っている人達もいるかと思いますが加藤茶と志村けんの髭ダンスのコントです。

さすがにプロではないので上手く出来なかった感じでしたが、一生懸命盛り上げたい気持ちが伝わりました。

また夏の定番といえばスイカ割です。各委員会対抗で、会員さんの子供達が参加しました。

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スイカを叩く棒は三種類ありジャンケンでそれぞれ持つ棒を決め上手く当たれば割れるもの、絶対割れない物など差がありとても工夫がされていました。

参加した子供達の笑顔が印象的でした。




そしていよいよ終盤もう日が暮れて終わりが近づいて来たころ、キャンプファイヤーが始まりました。会員さんの中に花火制作会社の方がいるので木材に火を付けるのも火薬を使い点火の仕方にも工夫がされていました。

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そして最後はなんと花火が何十発も打ち上げられ感動のフィナーレでした。

長時間の例会でしたが、随所に楽しめたり参加したりする工夫があり会員の皆様とその家族の交流と絆が深まりました。 

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 山梨県の、「誇るべき企業」とは何でしょうか。大規模な工場を持ち、日本の産業の基幹を担う企業、山梨でなければ生み出せないさまざまな特産品や特別な工業生産品を生み出している企業、小さいけれども代替できない独自の存在価値を持つ企業...。山梨の企業数は他の都道府県に比べ決して多くはないかもしれませんが、それでも私たちは、こうした「誇るべき企業」をいくつも挙げることができるでしょう。無論、山梨青年工業会に所属するすべての企業経営者が、自社に対して何がしかの誇りは抱いているはずです。逆に言えば誇りなくして、実りある企業活動は考えられないと言えるかもしれません。ならば、「誇るべき」企業の意味も、個々の解釈によってまた変わってくるでしょう。
 しかし、今この瞬間も、世界の各地で、失われてしまうかもしれない無数の命を救い続けている山梨の企業があるとしたら、その企業を「山梨の誇るべき企業」とすることに、誰も異論はないはずです。山梨日立建機株式会社は、正にそのような企業です。
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 山梨青年工業会7月例会は、経営力委員会担当による、山梨日立建機株式会社代表取締役・雨宮 清氏を迎えての講演会でした(会場は甲府商工会議所)。すでにテレビ等のメディアを通じてその活動が広く知られている雨宮氏の講演とあって、会場にはオブザーバーや会員企業の社員の方、青工会OB(シニア)の姿も多く見受けられました。多忙な雨宮氏の青工会での講演を実現したのは、藤本恭司委員長率いる経営力委員会の熱意であり、同時にもちろん氏のあたたかい心にほかなりません。
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 1947年に山梨市に生まれた雨宮氏は、中学卒業後、「最後の就職列車」に乗って上京し、8年間のサラリーマン生活を送った後、23歳で帰郷、故郷で建設機械工場を設立しました。20年以上にわたって企業を発展させてきた雨宮氏に運命的な転機が訪れたのは1994年。商用で訪れたカンボジアの首都プノンペンで、地雷によって手足を失った老婆と少女に出会い、「この国を助けてほしい」と悲痛な訴えを受けたことが、雨宮氏の人生を大きく変えました。
 世界120カ国に埋められた、1億個の地雷。それは、戦争という蛮行が終わった後も、人々の平和な暮らしを脅かし、一瞬にして人の生を奪い生活を破壊する、残虐な悪魔の兵器です。この兵器を取り除く、これまた命がけの作業を、安全に行い、地雷の悲劇を地球上から無くしてゆく。この使命感に燃えた雨宮氏は、1995年から3年がかりで地雷除去機の1号機を完成させ、以後、山梨日立建機の製造による地雷除去機は、カンボジアはもちろんアフガニスタン、アンゴラ、コロンビア、モザンビーク等9カ国で100台以上が地雷除去に大きな成果を挙げています(世界第2位だそうです)。この間、爆破によって故障した地雷除去機は一台もなく、作業員が事故で怪我をしたり亡くなったりしたことも皆無。
 しかも雨宮氏は単に優秀な機械を創って輸出しているだけではありません。納入国と入念に打ち合わせ、現地作業員への徹底した研修を積み、万全を期して除去活動を行う助力を惜しみません。講演ではさまざまなテレビ番組で放映された貴重な映像が紹介されましたが、雨宮氏が自ら現地に赴いて子供たちの前で除去活動を行い、子供たちに地雷の恐怖を教えていました。地雷除去機は土地の開墾も同時に行う機能を持っており、除去機が作業をした後の大地は、豊かな実りをもたらす耕地に姿を変えるのです。緑に覆われた耕地から収穫を得て、感謝の言葉を述べる現地の人々の姿。雨宮氏は、単に地雷を除去するだけでなく、その後の人々の生活が向かうべき先までも思い描いているのです。
 このようなエピソードが次から次へと映像と共に紹介される講演会は圧巻の一言で、会員を初めとする聴衆は、水を打ったように静まり返って講演に聴き入っていました。
 雨宮氏はもちろん、ヴォランティアではありません。企業として、これがビジネスであることをシビアに認識されています。しかしそこには、常に「使命感」がみなぎっています。「使命感」...この言葉を、雨宮氏は何度も使われました。ものづくり企業としての力を、地雷除去による国際貢献という形に結実させ、人を救い、大地を救う。それが自らの使命であると。除去機の先頭には、誇らしく日本の国旗がはためていています。

 使命、この言葉を、私たち企業はどれだけ日々認識しているでしょうか。自分たちの企業活動が、社会に貢献していると、どれだけ誇りを持って言うことができるでしょうか。バブルという狂騒の中でおそらく日本社会はその「使命感」を忘れ、その後の私たちは実に長きにわたって、そのつけを払い続けています。そして、それを完済する手立ては、忘れていた「使命感」を取り戻すこと、それ以外にないのでしょう。巷でドラッカーの「ミッション・マネジメント」の考え方が再評価されている今、まさに手探りで、身体を張って「使命=ミッション」を遂行する企業活動を続けてきた雨宮氏のひと言ひと言が、会場を埋めた聴き手の心に強く響いたことは間違いありません。

 講演後に行われた懇親会には雨宮氏も参加され、会員と熱心な質疑応答を交わされていました。会員の「地雷は今も増え続けているし、むなしくなる瞬間はないか」という問いに、一瞬のためらいもなく「いつか無くなる日を信じ、誰かがやり続けなくてはならない」と即答されていた姿が印象的でした。かくいう筆者も、お話させていただく機会に恵まれ、製菓業だと自己紹介すると、「アフリカに行け!そこにはビスケットを求めている人がたくさんいる」と檄を飛ばされました。「求めている人のところに行く」...それが、雨宮氏のビジネスにおける「使命感」の根源なのでしょう。逼塞した山梨の産業界に対しては終始怒っていた雨宮氏ですが、しかしながら最後には「今日は若い人たちと話せてよかった」と満足気に去られてゆきました。青工会会員の心に「使命感」こそ「誇り」である、という炎のような信念を残して。
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 (文責:情報発信委員会 矢澤孝樹)
6月23日土曜日、むしむしとする、梅雨らしい天気の中、平成24年度、6月例会がスタートしました。自分ごとですが、甲府商工会議所への到着が、13時29分...。息も切れ切れ会場へ入ると、大勢の会員、そしてご家族でにぎわっていました。
挨拶もそこそこ、いよいよ例会がスタート、この日のテーマは、世界に一つだけのオリジナル紙飛行機づくり!なんとも興味をそそるテーマ、始まる前からとても楽しみでした。
例会が始まると、でんじろう先生に扮した、メンバーから飛行機の歴史や飛ぶ原理の説明が行なわれました、つかみの空気砲のおかげで会場のお子さん達は大盛り上がり!若干収拾がつかないくらい・・・。でも元気なお子さん達を見ているとこっちまでにっこりとしてしまいます。
説明の中で世界で一番最初に空を飛んだのは誰??(気球以外)と言う質問、てっきり私は「イカロスだ!」と心の中で思っていましたが、実はドイツ人のリリエンタール(1848年 - 1896年)という方だそうで、(記録は定かではありませんが実はリリエンタールよりも100年ほど前の1785年、日本の表具屋幸吉という方が、数十メートルの滑空に成功しているらしい。)内心、いわなくて良かったと安堵しました。
説明が終わるといよいよ紙飛行機作り、ある程度は設計図があるのですが、主翼や尾翼、本体の切り出しはすべて手作業、バランスをとるのがとても難しく、より飛ぶ飛行機を作るために、大人も子供もみんな真剣そのもの!飛行機作りに2時間は費やしていたのではないでしょうか、でも流石は青年工業会のお歴々、ものづくりに従事する方が多いので、練習段階ではかなりの距離を稼ぎ出す飛行機が続出でした。一通り飛行機を作り終えると、飛距離コンテストのスタートです!製作班ごとに壇上にあがり、一斉に飛行機を飛ばす形式で行なわれました...1回目のA班スタート!同時に、前に進むではなく、旋回して戻ってくる飛行機がほとんど、続いてB班、C班と続いても結果は大差なくみんなどんぐりの背比べといった結果でした、練習のときにはしっかりと飛んでいた飛行機が多く本番も熱い戦いが・・・なんて思っていたのですが結果は・・・って感じでした!(練習に割いた時間が多く、飛行機の耐久力が落ちていたと勝手に思っています。)コンテスト本番はいまいちといった感じですが、家族そろって一つのことに打ち込むことの素晴らしさ、また次代を担う子供達が、ものづくりの精神を少しでも感じ取っていただけた素晴らしい例会だったと思っています。子供達も大はしゃぎでとても楽しそうでした♪参加していただいたご家族にはこの場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
次回の7月例会は、18日(水)に【挑戦する経営者に学ぶ】と題して、山梨日立建機株式会社代表取締役社長雨宮清 氏を講師に迎え、学びたいと思います。聞きたいという方、オブザーバー参加もお待ちしていますので是非是非!
ご連絡お待ちしています。
 山梨青年工業会の一年間の活動は、すでに長田会員がご紹介した4月例会・定期総会から始まります。
自治体や商工会議所の重鎮の方々、OBの方々など多くのゲストにご来場いただき、茂呂哲也会長を筆頭とした執行部、そして各委員会がそれぞれのマニフェストを高らかに誓う4月例会。それは青工会の新年度を告げる号砲と申し上げるべきかもしれません。
 ならば、年度最初の「通常例会」である5月例会は、その年の各委員会主宰の例会の口火を切り、基準をつくる重要な役割を担わされた例会と言うことになるでしょう。5月16日(水)19:00から甲府商工会議所201号室にて行われた5月例会の担当は、小林智斉委員長率いる情報発信委員会。本年度、新しく設置された委員会です。
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小林委員長が掲げたテーマは『その情報、本当に正しいですか?』。小林委員長の言葉を借りるなら、「"情報"という切り口で現代を見つめ、この時代に生きる私たちには何が必要かを解説します。」ということになります。情報発信委員会として、まずは情報そのもの本質を皆さんと共に考えてみよう、というわけです。
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 発表は7つのパートに分かれて行われました。まず平島直義会員から、日本におけるメディアの歴史の概略と、各メディアの特性についての発表。平島会員は豊富な図像を用いて重厚な導入部を形作りつつ、自ら主任を勤める五味新聞店での新聞購読勧誘をとってもさりげなく盛り込むことも忘れませんでした。

DSC_2674.jpg続いては、篠原幹雄副委員長と渡辺直樹会員による、渡辺会員の婚活大作戦をテーマにしたコント仕立てによる、ネットを通じての情報検索方法の解説。リハーサルとは異なる渡辺会員の暴走アドリブに翻弄されつつもみごとに軌道修正し続けた篠原副委員長の健闘が光りました。
会場では、「マイナス検索」や「フレーズ検索」といった比較的知られていない検索方法を、熱心にメモする会員の姿も。

続いては情報の本質に踏み込む3つのパート。

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まず渡辺郁副委員長が、情報を正しく把握しようとする私たちを惑わせる「バイアス」の実例を、センス溢れるヴィジュアルを駆使したパワーポイントを用いてテンポ良く解説。渡辺会員が入れる合いの手フレーズの嬌声に渡辺副委員長が耐え切れず爆笑してしまい、合いの手を急遽カットするというハプニングもありましたが、みごと立ち直り最後まで解説を語りきりました。
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続いて私・矢澤孝樹が、松本サリン事件や湾岸戦争を例にメディアの「間違える」本質と、それに惑わされない力としての「メディア・リテラシー」の概念について解説させていただきました。
DSC_2689.jpgこれを受け継ぐ形で向山忠利会員がメディアによる情報の偏りについて、記憶にも新しい内藤大助と亀田大毅のボクシング・タイトルマッチ報道を例に臨場感豊かに解説。
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DSC_2721.jpgDSC_2723.jpgこの後気分を変え、風間栄一会員の主導のもと、メディア・リテラシーを身につけるにはどうしたらよいかについて、小グループにわかれてのディスカッションと、新藤淳会員と秋山由里会員による発表が行われました。いずれも単一メディアに頼りすぎることの危険と、複数メディアを見ることでバランスのとれた見方を身につけることが強調されました。
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そして最後に小林委員長のまとめ。複数のメディアをバランス良く批評的に読む/観ることの重要性を熱く語り、最後にサントリー常務の野口照久氏の「情報とは読んで字の通り、"情けに報いる"ということだ」という言葉を引用しながら、ツィッターやブログ等を通じて情報発信側にも回る私たちが持つべき「心」を強調して発表は幕を閉じました。

発表者は以上ですが、渡辺会員パート以外のパワーポイント編集を一手に引き受けた長田守礼会員、影の指揮者と言うべきタイムキーパー役をはじめ、運営面をしっかり支えた佐野誠会員、そして的確な意見で例会の方向性を軌道修正し続けた三森勝仁会員と乾亘担当役員の活躍も特記しておかねばなりません。

 自分が所属する委員会の発表であり、客観的な評価が難しいのですが、情報発信委員会として、情報の本質について考え、情報の海に溺れず泳ぎきるための「メディア・リテラシー」を身につけることの重要性を問う役割は、いくばくかなりと果たせたのではないかと思います。

 発表終了後は、新入会員あいさつと会員誕生日祝い、そして監事講評など恒例のセレモニー。例会を終えテンションから解かれた会員一同は、懇親会での和やかな語らいのひと時に向かって、甲府の街を足取り軽く歩いていったのでした。
(文責:情報発信委員会 矢澤孝樹)

平成24418日、甲府常盤ホテルに於いて、今年度最初となる4月例会定期総会・懇親会が行われました。


まずは定期総会。

新藤会員の議事進行のもと、古守直前会長の23年度事業報告、原直前会計の決算報告、前年度監事の橋爪会員、小松シニアの監査報告が承認され、それに伴う形で功刀会計の今年度予算計画も承認されました。


次いで行われた古守直前会長から茂呂会長への会旗・国旗の引継ぎが行われ、茂呂会長の決意表明を聞きながら、「24年度始まったな」という思いが湧き上がってきました。

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続いて懇親会。

柴田総務委員長が掲げた「おもてなし」の気持ちを胸に、来賓された方々との交流される中行われた委員会紹介。

どの委員会も、委員長の笑いあり、真面目あり、ピンクあり()と、個性あふれる決意表明でした。

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そしてもう一つのサプライズイベントでもあったのが、これまで5年にわたり青工会のサポートをしてくださった事務局の鈴木さんの卒業式。

こちらも秋山さんの送辞に併せてこれまでの5年間を振り返り、最後は全員で肩を組んでの「栄光の架け橋」を熱唱!

鈴木さん、今まで本っ当にありがとうございました。

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さて、これにていよいよ平成24年度、41年目の青工会がスタートしました。

茂呂会長の掲げた「一歩前へ・一歩上へ・大海原へ出よう~やってみるじゃんけ 青年らしく!~」を旗印として、今年度も前年度に負けない、そして(まだ早ーよて言われそうですが)次年度に更なる弾みをつけられる、そんな一年になるように、全員一丸で頑張ってゆきましょう!

24年度4月例会全体写真.jpg                                      (文責:情報発信委員会・長田)

2012年3月16日 湯村常磐ホテルで「3月例会(臨時総会・卒業式・納会)」を開催しました。

16:00 臨時総会
・1号議案  平成24年度 事業計画の上程  
・2号議案  平成24年度 収支予算の上程
・3号議案  その他
1号議案は茂呂次年度会長より上程、賛成多数により可決承認。
2号議案は功刀次年度会計より上程、賛成多数により可決承認。
茂呂次年度会長からの力強い挨拶を頂き終了しました。

16:40 卒業式がスタート。7名の「兄」の卒業式でした。
卒業生1名ずつ入場して頂く「オンリーワン入場」を行い、会長から卒業証書・記念品(万年筆)・花束の贈呈がありました。
送辞・答辞では、会員からの「送辞」、卒業生からの「答辞」を頂き、卒業生の残してくれた功績に感謝しました。
会員全員の「卒業生への歌の贈り物」では「栄光の架橋」を青工会BANDの演奏で合唱しました。

20:00 納会がスタート。シニア・オブザーバー紹介の後、古守会長挨拶、
秋山直前会長の「乾杯」と続きました。
余興として「40周年記念視察研修の報告」、「卒業生からのメッセージ」を頂きました。
歓談の時間を利用して「40周年記念スライド」の上映があり、閉会セレモニーとなりました。
小松監事からは最後の講評を頂き、花輪副会長から閉会の言葉を頂いて閉会となりました。

3月例会を終えた事で、今年度の例会はすべて終了しました。
皆様、1年間ありがとうございました。
4月からは新年度のスタートとなります!!

 

2012.00003.jpg 3月例会 ~臨時総会・卒業式・納会~

 

3月例会 ~臨時総会・卒業式・納会~
担当委員会
総務委員会

2月18日(土)に毎年恒例の昭島青年経営者クラブ(AIJ)様との合同例会が行われました。

開催会場は山梨と昭島で交互に開催しています。今回は昭島での開催です。
昭島の「フォレスト・イン昭和」にて「明るい経営は健康な身体から!」と題して、健康に関する様々な講演や実技などを行いました。講演内容も充実した内容で、勉強になり、実習では普段使っていない筋肉を使いすぎて翌日から(人によっては翌々日から)激しい筋肉痛に見舞われる人が続出しました・・・。

第2部ではAIJさんとの懇親を深めるべく、懇親会が行われました。
食事も「低カロリー」と「高カロリー」に分かれ、不健康な方は・健康な方でテーブルもきっちり分けて頂き、おいしい料理を頂きました。
余興として行った「腕相撲」ではAIJ・青工会で5名ずつ選抜された会員が戦いました。伊藤会員のハッスルした戦いや会長同士の戦いなど、見ごたえのある戦いが続きましたが、最後はジャンケン勝負で、AIJの勝利となりました。
 
今回の合同例会も健康に関する勉強をしつつ、AIJさんとの親睦も図ることができた楽しい例会でした。経営委員会の皆様、お疲れ様でした。

 

2月例会 ~会昭島青年経営者クラブ(AIJ)様との合同例会~

 

2月例会 ~会昭島青年経営者クラブ(AIJ)様との合同例会~

 

2月例会 ~会昭島青年経営者クラブ(AIJ)様との合同例会~

 

2月例会 ~会昭島青年経営者クラブ(AIJ)様との合同例会~担当委員会
経営委員会

平成24年1月18日(水)甲府商工会議所で1月例会~facebookの無限の可能性に挑戦~が行われました。

facebook の有効性を学び、facebook が持つ無限の可能性を感じることのできる例会でした。

仕事だけの活用ではなく、例えば、卒業した学校の同級生を探し、旧友との交友を深めたり、イベント作成を行い、多くの方とのイベント共有をおこなったりと、コミュニケーションを図るという点では最適なツールがfacebook になります。

すでにfacebookのヘビーユーザーから、これから登録しますよ。という会員まで幅広いユーザー層がいたのですが、拡大委員会のチームワークにより、みんなに分かり易く、ためになる講習会でした。
個人としての利用方法(会場では、会員の皆様が即実践してましたし、会社での活用法や利用方法などをこれから実践していきたいと思います。

楽しく学べた例会で、今ではfacebookの方も大変盛り上がっています。

 

1月例会 ~facebookの無限の可能性に挑戦~

 

1月例会 ~facebookの無限の可能性に挑戦~担当委員会
拡大委員会


 

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