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  TOP >> 青工会メールマガジン >> 青工会メールマガジン第78号(2009/01/15)


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☆★☆★☆【 青工会メールマガジン 第78号 (2009/01/15) 】☆★☆★☆
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あけましておめでとうございます!今年も青工会メルマガを宜しくお願い
します。お正月から、2週間程経ちました、厳しさは増すばかりですが、
こんな時こそ明るく、元気に!青工会メルマガも平成21年を全力で駆け
抜けて行きます。それでは、新年号メールマガジン78号スタートです。

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 【今月のメニュー】
   ◆会長からのひとこと  −− 橋爪会長より
   ◇12月例会のご報告  −− 拡大広報委員会
   ◆1月例会のご案内   −− 営業開発委員会
   ◇リレーコラム     −− 私が語ります!三森勝仁さん
   ◆シニアリレーコラム  −− 私が語ります!木口正徳シニア
   ◇「私の業界の今」   −− 細川雅通さん
   ◆「中国投資」(その6) −− 内田監事
   ◇Enjoy活字Life−− 宮下 純さん
   ◆編集後記
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       ★〜〜〜 会長からのひとこと 〜〜〜★
    山梨青年工業会 平成20年度 第37代会長 橋爪千春
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 2009年、新しい年がスタートしました。昨年はいろいろとお世話に
なりましてありがとうございました。今年もよろしくお願いします。

 今年は元旦の朝6時に武田神社に初詣に行き、甲斐市のドラゴンパーク
にて初日の出を拝む事からスタートしました。ゆっくり登ってくる初日の
出を眺めながら、また今年も頑張ろうという想いと今年はどんな事が待っ
ているのだろうというワクワクした気持ちで新年を迎えました。皆さんも
様々な想いで新年を迎えた事と思いますが、今年もより良い年になる為に 
Enjoy して頑張って行きましょう!!

 先日の12月例会は「Enjoy青工会 クリスマスパーティー 2008」と題
して、毎年恒例の家族例会を開催しました。参加された会員の皆さま、会
員家族の皆さまありがとうございました。また、会場を提供して頂いたブ
ライダルビレッジミラベルさま、パーティーでの総合司会をして下ったU
TYアナウンサーの鈴木春花さま、本当にありがとうございまいた。

 開会セレモニーでは神聖なチャペルを使用させて頂き賛美歌を斉唱した
りと、よりクリスマスらしい雰囲気を味わって頂けた事と思います。私も
貴重な場所での会長挨拶に、いつも以上の緊張と共に新鮮な気分も味わわ
せて貰いました。 パーティーは、担当の拡大広報委員会が趣向を凝らし
た数々のコーナーと鈴木アナの司会で楽しんで頂きました。

今年度新入会員の挨拶・9月例会の名コンビ再び!!原・若尾両副会長進
行の新婚さんいらっしゃい・子供○×ゲーム(某会員のみごとな美女っぷ
りに驚きました!?)・塩澤ヨハネ主税副委員長と鈴木アナの家族インタ
ビュー・久津間新メンバー加入の青工会バンドライブ・豪華景品の大抽選
会(ディズニーランドペアチケットが当った彼は、果たしてちゃんと証拠
写真を撮ってくるのでしょうか?)と、盛りだくさんの内容に会場は盛り
上がりましたね。また、2分間スピーチでは鈴木アナに飛び入り参加して
貰い、会場を盛り上げて頂きました。日頃TVで見ている鈴木アナの間近
での話に皆さん聞き入っていたのが印象的でした。

 会長の仕事の1つ(?)という事で、青工会バンドライブで1曲歌った
事も思い出に残る出来事でした。あんなに大勢の人の前で歌ったのは初め
てで、ましてや会員家族の皆さまに自分の歌を聞いて貰うのは、恥ずかし
いやら・申し訳ないやらで初めはメチャクチャ緊張しました。でも、歌っ
ていくうちに自分の世界に入ってしまいちょっと良い気分になってしまい
ました(スミマセン(笑))練習に付き合って頂いた青工会バンドの皆さ
んありがとうございました。

 今回の例会は、会員51名、会員家族79名の計130名と多くの方に
参加して頂きました。会員が青工会の活動が出来るのも家族の理解がある
からで、こうやって多くの会員家族の皆さまに参加して頂ける事は本当に
ありがたい事です。こういった家族例会を行う事で、会員や会員家族の親
睦が深まり、ご家族の皆さまの青工会への理解がより一層深まるのではな
いかと思います。そういった意味でご家族への感謝を込めてより多く楽し
んで貰おうと、この例会の企画・運営をした長田委員長率いる拡大広報委
員会の皆さん、本当にご苦労様でした。

 さて、今月の21日は営業開発委員会担当の1月例会です。今回は「ネッ
トを活用した事例発表」という事で、委員会で勉強してきた「ネットを活
用した営業」の実体験を、成功例・失敗例などを交え委員メンバーを含め
た数名の会員が発表をする。という内容になっております。この経済不況
の中、少しでも会員企業の発展のヒントやきっかけとなる。更に、営業で
大事な物は何か?という事に気付くきっかけとなる例会になると思います。
ぜひ多くの会員の参加をお待ちしています。また、新年という事で例会後
に新年会も開催するので、こちらの方も多数の参加をお待ちしています。

 それでは、今月も元気よく Enjoy Life Enjoy 青工会で参りましょう!!


□■ 12月例会のご報告 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□──────────────────◆◇ 拡大広報委員会 ◇◆


平成20年12月21日(日)にブライダルヴィレッジミラベルにて12月例会
「Enjoy青工会 クリスマスパーティー2008」が開催されました。

今年は少し趣向を凝らしチャペルにて開会式を行いました。定刻になり村
松会員の司会により原副会長の開会宣言のあと久津間会員による活動趣意
書唱和、橋爪会長の挨拶、飯島次年度会長予定者の挨拶、金丸会員の入会
式、秋山会員のオルガン演奏による「きよしこの夜」「もろびとこぞりて」
の2曲の賛美歌の斉唱を行いました。

その後会場を移動し、テレビ山梨アナウンサーの鈴木春花さんの司会で長
田委員長の挨拶のあと三森直前会長の乾杯の挨拶により開演いたしました。
最初に今年度新入会員の赤野会員、篠原会員、久津間会員、金丸会員より
挨拶と家族紹介をしていただきました。その後原副会長、若尾副会長より
今年度結婚されました三枝会員、佐野会員、篠原会員とその奥様への結婚
祝いとインタビューをして頂きました。その後、子供向けの○×クイズ大
会を行いました。昨年に引き続き今年もサプライズでの「スパイダーマン」
こと雨宮会員の登場と「池内しゅんこちゃん」こと池内会員の登場でお子
様も楽しんで頂けたと思います。会場も盛り上がってきた所で「塩澤ルイ
53世」こと塩澤副委員長による会場突撃インタビューが始まりました。各
テーブルに廻ってのインタビューで会場の皆様も自分の所に来たときには
何を言われるかドキドキしたことと思います。会場内の笑いを誘った所で
毎年恒例の「青工会バンド」による演奏をして頂きました。今までのメン
バーである三森直前、原副会長、田畑会計、新藤会員、秋山会員に加え、
新入会員の久津間会員もベースで演奏して頂きました。フレッシュな人材
を加えたことで例年以上の素晴らしい演奏を聞かせていただくことが出来
ました。会場のテンションも上がってきたところで豪華景品の当たる「お
楽しみ抽選大会」を開催しました。例年ビンゴが主流でしたが、今年度は
皆様の歓談の時間を多くとりたいと考え時間短縮の出来る抽選大会に変え
てみましたが皆様大いに盛り上がったと思います。また、景品としてミラ
ベル様よりクリスマスブッフェチケットを御提供して頂き、会員からは田
畑会員、佐野会員、志村会員、山本会員より豪華景品を御提供頂きました。
誕生祝いではテクノフェアでセレモニーの出来なかった11月誕生日の皆様
も一緒にお祝いしました。人数が多くなってしまいましたので、11月誕生
日の代表として中井会員に、12月誕生日の代表として飯野会員に一言ずつ
頂きました。2分間スピーチでは堀内会員と2周目の丸山会員の2名にスピー
チをして頂きました。御家族の方の前でのスピーチということでいつもと
違う緊張感があったのではないでしょうか。監事講評では内田監事より日
頃会の活動にご理解とご協力を頂いています家族の皆様への感謝の気持ち
を頂きました。その後全員での会歌斉唱を行い若尾副会長の閉会の言葉で
閉演致しました。最後にチャペルの前で記念撮影をして解散となりました。

今年の新たな試みとしてプロのアナウンサーに司会をお願いしましたが、
素晴らしい進行によりイベントが盛りだくさんだったにも関わらずほぼ時
間通りに終わることができ、空いた時間には会員との写真撮影などで皆様
にも喜んで頂けたかと思います。また、年末のお忙しい時期に130名とい
う多くの皆様に参加して頂き、多くの皆様のご協力で無事開催することが
出来ました。本当にありがとうございました。


□■ 1月例会のご案内 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□──────────────────◆◇ 営業開発委員会 ◇◆


≪ ネットを活用した事例発表 ≫
「厳しい時代だからこそ、人と人とのつながりが大切です。
・・・でも、新しい仕事のきっかけはホームページ・ブログから始まるか
もしれませんね。」

――― 記 ―――
日時 平成21年1月21日(水)
   受付18:50
   開会19:00
   閉会21:00
場所 甲府商工会議所2F

 ネットを活用し、業績に結び付けている青工会会員の事例発表の例会で
す。情報をいかに主体的・効率的に活用するかが、これからのビジネスで
は欠かせないポイントであると思います。人と人とのつながりが大切であ
り、且つ、業績向上の手段としてホームページやブログがいかに有効かを
お伝えしたい例会です。
今年度、経営研究委員会では「SEOに強いホームページ作り」に特化し、
委員会事業を進めてまいりました。1月例会においては、この一年のまと
めと、今後の方向性を探るという意味で、ネットを活用している仲間に事
例を発表していただき、ネット活用の「生の声」を会員の皆さまに聞いて
いただくとともに、自社にどのように落とし込んでいったらよいかの道標
の例会になれば良いと思います。

事例発表テーマ
1.ブログだけで顧客獲得!?キーワードは「甲府市の花屋」
2.ホームページとブログで会社案内!?キーワードは「建築設計 山梨
  県」
3.ネット活用でテレビ、ラジオ、新聞に出演!?キーワードは「Web
  で失敗?」
4.ホームページで業績UP!?キーワードは「樹脂加工」
5.ネット受注率98%!?キーワードは「カーボン製品」

会員企業の皆さまのビジネスチャンスが少しでも拡大することを目的とし、
現在の営業戦略・販売戦略などにプラスアルファーしていただくキッカケ
になればと思います。

皆様のご出席をお待ちしております。


□■ リレーコラム 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□───────────◆◇ (株)三森製作所 三森勝仁さん ◇◆

<ホノルルマラソン参戦記>

昨年の年初のことである。友人との新年会において、今年の目標を色紙に
書き合った。それぞれ自分が思い描いたことを書いている中、私は筆ペン
で記した、「ホノルルマラソン完走」と。・・・それから約1年後、40
回目の誕生日一週間後の2008年12月14日。私はオアフ島の大地に
立っていた、42.195kmを走るために・・・。

自分ひとりで、好きな時間に、どんな場所でもできるランニングは、かな
り前から私の趣味として定着していた。旅行へ向かうバッグにはシューズ
とウエアを入れ、その地の景色を楽しみながら走ることもある。気持ちい
い。単純にそれだけだ。そして、それだけでいいと思っていた。レースに
出るつもりなど無かった。なのに、なぜフルマラソンを走る気になったの
だろう。今となってはわからない・・・。

大会3日前、ホノルルに到着。台風か?というほどの雨風に唖然。大会の
開催を危ぶむ。そのまま雨が降ったり止んだりする、南国らしからぬ肌寒
い日が続く。当日までに時差ぼけを解消し、旅行にもかかわらず一切のア
ルコールを断ち、軽いランニングやウォーキングで体を動かし、体調を整
える。まさに万全の体勢である・・・。

当日、夜中に起床すると、やはり小雨が降ってた。気分が少し落ちる。気
を取り直して朝食を取り、ゼッケンを付けたウエアに着替え、計測用チッ
プを付けたシューズを履き、専用バスに乗ってスタート地点へ移動。小雨
がやまない中、レインコートを着てスタート時間を待つ。街灯が灯るアラ
モアナ公園へ、徐々に集まるランナーたち。気持ちが高まる。そのうち雨
もやんできた・・・。

まだ暗いアラモアナ通りに、約2万人という大群衆が集結。周囲は緊張と
興奮が渦巻いている。レインコートを脱ぎ、人波の中に入り込む。12月
14日朝5:00ジャスト、大会開始を知らせる号砲が鳴り渡る。それと
同時に、闇夜に光る無数の打ち上げ花火。美しい光景に、湧き上がる歓声。
道路脇の妻に手を振り、そして走り出す。ゴールへ向けての、長い旅路が
始まった・・・。

スタート直後の大混雑の中、人を掻き分けるように前に進む。雨がぽつり
ぽつりと落ち始めた。5km、ラップタイムが遅い。少しペースを速めね
ば。降り始めた雨は次第に強くなり、大雨といっても過言ではない状態に
なった。暗さと雨とで周囲がよく見えない中、カラカウア通りを抜け、ワ
イキキビーチをかすめる。カピオラニ公園横で10km、タイムを上げす
ぎたようだ。少しペースを落とそう。そこから坂を上り、ダイアモンドヘ
ッド横を越えてゆく。降った雨が、坂道の上から川のよう流れてくる。体
が温まっているので雨は冷たくないが、それにしても強く降りつける雨自
体がきつく、体が重い・・・。

カハラの住宅街を通る頃、徐々に空が白んできた。夜明けだ。そして、あ
れほど降っていた雨もやんだ。カラニアナオレ・ハイウェイに乗る。真っ
直ぐと続く道を、ひたすら前へ前へ。あまり変化のない道、2マイルごと
にあるエイドステーションが嬉しい。このあたりから、折り返してきたエ
リートランナー達と擦れ違うようになった。早いなぁ・・・。15km、
20km、共にペースはいい。好調だ。このままなら3時間台が望めるか
も・・・。

折り返しのハワイカイを過ぎる。25km、徐々に足が動かなくなってき
た。ウエストバックからパワージェルを取り出し、体内へエネルギー補給。
残り半分、よし、行くぞ・・・と気合いを入れたものの、両足太腿に蓄積
された疲労が相当なものであることに気づく。30km、折り返していな
いランナーと擦れ違う。みな重い足取りだ。後方から、痛いほどに強い朝
の日差しが照りつけてくる。キャップを逆にかぶり、首の日焼けを防ぐ。
帰りのハイウェイが長い・・・。

35km、ハワイに入って一番の晴天。左手に見下ろす海岸線が綺麗だ。
しかし、体はもういっぱいいっぱい。かろうじて足を運んでいるという状
態である。3時間台などと思っていた自分がちゃんちゃら可笑しい。どん
なタイムで着けるのか、予測すらできない程のペースに落ちてしまった。
歩きたい。でも、歩かない。歩いてしまったら自分に負けるのだ、と言い
聞かせる。給水時以外は最後まで走り切ろうと決意・・・するが、その決
意も揺らぐ。あぁ歩きたい。何でこんな辛いことをしようと思ったんだ、
オレ・・・。

最後の関門、ダイアモンドヘッド横を越える坂道を迎えた。長い長い上り
坂、40km少し手前あたり。きついはずのその場所で、私は突如、溢れ
出る感情に襲われた。予想外の出来事だった。走りながら、涙が止まらな
くなったのだ・・・。

手の甲で、その涙をぬぐいながら気づいた。この涙の根源にあったのは、
「ありがたいなぁ」という“想い”だった。なんの邪心もなく、ただひた
すら純粋に「ありがたい」と思った。その思いが頭に浮かんだ途端、私の
目から止めどなく涙が溢れていた。脳裏に去来するのは「感謝」という言
葉だった・・・。

健康な体で、この場所にいられること、こうして走れること。
 ゴール地点に、今か今かと私を待っている妻がいてくれること。
  フルマラソンへの挑戦に、心からエールを送ってくれた両親。
   私のわがままを聞き、今も仕事に励んでくれている社員のみんな。
    そして、笑顔で声援を送り続けてくれる沿道の人たち・・・。

自分を取り巻くものすべてに対して、「ありがたい」と思った。「オレは
なんて恵まれているんだろう・・・」。「感謝」のひとことを全身で感じ、
暖かな涙に頬を濡らしながら走る。さぁこの坂を上りきり、そして下れば、
ゴールはすぐそこだ・・・。

42.195km、たくさんの人々が笑顔と拍手と歓声で迎えてくれる中、
カピオラニ公園でフィニッシュ。あぁ、終わった。これで終わったんだ。
タイムは4時間18分10秒。参加者20292人中、2509番目とい
う順位だった。ゴールで出迎えてくれ、完走記念の写真を撮ってくれる妻
も笑顔だ。疲れた体を引きずり、フィニッシャーTシャツを受け取る。達
成感と充実感を味わいながらも、私は思った。「なんてきついんだ。2度
とフルマラソンは走らないぞ・・・」。

・・・しかし、多くのランナーは言う。足の痛みが消え去り、その記憶が
遠くなったころ、思うのだ。「また走ろうかなぁ」と・・・。(完)


<三森直前会長、ありがとうございました。
   次回は、(株)山梨機械工業の茂呂彰一郎会員
                   よろしくおねがいします>


□■ シニアリレーコラム 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□────◆◇ (株)クリエイトパートナーズ 木口正徳シニア ◇◆


Q1.近況をお聞かせいただけますでしょうか。

皆様、こんにちは御無沙汰致しております。まずもって当社の風間が大変
お世話になっております。

現在私は、保険の仕事を始めてから、21年目となりました。青工会に所
属していたころは、まだ景気も良く生命保険部門では法人契約が多く一つ
の保険会社では日本全国で3位以内に入っておりました。しかしご承知の
通り昨年位から、景気低迷しており、中々法人契約の成約が難しくなって
きております。経済評論家等のお話ですと、まだ今年いっぱい位続く様な
事をおしゃっています。その様な中で、青工会の経営研究会で学んだ事、
他の団体で研修してきた事をいかに経営に生かしていく事が大事であるか、
痛感しております。当然、様々な活動を通じて人間関係を重要視して、根
本的に一番大事な信用・信頼を勝ち取る事から始まります。そして、仕事
やプライベートでも一生の永いお付き合いができればと思っています。そ
の為には、自分自身のスキルを上げ、会社としも卓越したマネジメントの
確立を目指します。

Q2.本会在籍時の印象深い思い出をお聞かせいただけますでしょうか。

様々な事業も思い出として残っていますが、やはり印象深いのは打ち上げ
旅行で鹿児島・熊本へ行った事です。あまり詳しい事は敢えて書きません
が、私も含め様々なエピソードが有り、一緒に旅行等すると親睦がより一
層深まり、何年経っても宴会の席等で話の種となり懐かしいものです。そ
して、何といっても橋爪会長と茂呂君と全自動麻雀卓をわざわざ東京へ買
いに行った事の思い出です。私は確か麻雀卓の代金より遊び代の方が出費
が多かった記憶がございます。ここ2年位ご無沙汰しておりますので、ま
た近い内に復活したいと思っています。また誘って下さい、宜しくお願い
します。

Q3.今の本会に要望や期待することがありましたらお願いします。

毎年素晴らしい事業を展開されていますが、年に数回はシニア全員に呼び
かけた例会。また公開例会等開催して会員拡大に繋げて頂ければと思いま
す。それから中々大変かも知れませんが、甲府商工会議所とか他団体との
共催事業も年一回程の開催をご検討して頂ければと思います。最後に、今
のご時勢景気低迷していますが、青工会のメンバーの会社は製造業等が多
いので、共同求人募集・合同入社式・合同社員研修等を実施する事により
コストの削減になり、さらにインパクトが増すと思います。色々と言いま
したが、言うのは簡単で実際行うにあたっては、大変な事だと思われます。
参考程度に聞いて頂ければ幸いです。

Q4.その他、何かございましたらお願いいたします。

「ものづくり」・「地域づくり」等の原点は「ひとづくり」から始まると
自負しております。私自身も当然、日々自己研鑽に励み、特に皆様の出会
いに感謝し、この厳しい時代を前向きにポジティブに邁進したいと思いま
す。何卒、風間共々宜しくお願い申し上げます。
WE CAN BRAKETHROUGH

<木口正徳シニア、ありがとうございました。
    次回は、Assist projectの秋山直子シニア、
                   よろしくお願い致します。>


□■ 「私の業界の今」 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□──────────◆◇ (有)山梨鶏卵市場 細川雅通さん ◇◆


「玉子って毎日みんな食べてるんだからいいでしょう。」とか「物価の
優等生」とよく言われます。が、しかし売る側にはたまったもんじゃあり
ません。ここ30年で大卒初任給は3倍に跳ね上がりましたが玉子は15%し
か上昇していません。1コ20円が21.5円ってことなんです!
こんな業界についてお話したいと思います。

玉子の業界は2通りあります。1つは数千羽クラスから100万羽クラス
まである大小の生産農場。もう1つは私の会社のような卸会社。規模の大
小にかかわらずどちらも勝ち組みと負け組に2極分化しています。勝ち組
の共通点は時代に対応した会社。端的にいえば売り先を確保し、交渉力が
あり相場に関係なく値段を提示できる会社です。負け組は、玉子とお金に
追われる会社です。

ニワトリは毎日1羽が1個産むので100万羽なら100万個=60トン
前後の玉子が生産され、エサも50トン消費します。規模が大きければエ
サ代はかさみ、玉子はあふれるのです。このあふれる玉子を適正な価格で
売れるかどうか、えさ代が支払えるかどうかが経営を左右するのです。卸
会社も同様に契約農場からある一定量を仕入れて捌くため毎日の流通量を
適正価格で流通させる必要があります。これだけなら簡単なことのように
聞こえますが季節的な消費の強弱、大手スーパーなどによる特売対応への
無理難題など外的要因をいかに判断処理するかが重要になっており、玉子
とお金に追われ、取引先の言いなりという赤字取引の悪の連鎖に陥ってし
まうのです。あふれる玉子→安くても出荷→エサ台の確保→安くても現金
出荷→エサ代の確保・・・・長続きするはずがないのですが借金は雪だる
ま式に増え、七十万羽農場が一昨年破綻しました。負債総額九十億円。融
資先の地元の信金が倒産の危機にあるそうです。卸会社でも同様に昨年の
業界の賀詞交歓会で名刺交換した会社が三社消えました。

こんな状況から勝ち組みの中からはどんなにコストを削っても特売の目玉
にするため協力という名の強制値引強要してくるスーパーや取引条件を変
えるコンビニとの取引を打ち切る動きが出てきています。みなさんのよく
知ってるしかも企業イメージのいい会社なんですが・・・私も「だったら
取引やめましょう。」とか「そんなんムリです。」とか「その値段で取り
引きする業者がいるなら紹介してください。私が買い付けます。」などと
スーパーのバイヤーに対してお客様とは思えないようなことを昨年は言っ
てきたことが多々ありました。結果はそのまま取引は継続していますが、
そう長続きしないと思っています。また卸会社といえども小売りに目を向
け直売を始める動きもあり、私はさらに生産もすべきだと考えております。

さて、私見ですが自分のこれからの考えをまとめてみると

規模を追求しない(無理すれば質の低下とコスト増)
無理難題を課す取引先の見直し(そんな取引は長続きしない)
できるだけ借金しない(経営判断の足かせとなる)
考える時間を増やす(難しい判断が多い)
収集する情報量を増やす(他業界よりも遅れているが変化が早くなり始め
た)

ヤオハン・サティ・ダイエーその他を吸収したあのイオンも赤字に陥りま
した。スーパーに卸していれば安泰という時代も終わりました。昨年の金
融危機から始まった大きな変化が今年はもっと大きな変化になると思いま
す。なかなか変化の少なかった食品業界も変化していくことになるでしょ
う。変化の波に飲み込まれるかそれとも変化の波に乗ることができるかの
分かれ目になると思われます。この1年は千載一遇の好機到来となるので
はないでしょうか。


□■ 「中国投資」 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□─────────────────────◆◇ 内田監事 ◇◆


中国投資失敗談(その6)

ここで話は少し時間を遡る。美容室が頓挫した頃の日本での出来事だ。

高校の先輩から、あるビジネスの仕掛けを一緒にやらないかと誘われた。
この人は某分野の営業で日本一になった人で(その年の年収は○億円)、
人脈と情報は大変なものを持っていた。
先輩が手掛けようとしていたのは『異業種の中小企業のための事業協同組
合』だった。既に周辺各県では設立が進んでおり、お隣の某県では組合員
が千社を超えていたが、我が山梨県では“異業種の”事業協同組合は一つ
も認可されていなかった。この情報を掴んだ先輩は「一番最初に作ればチャ
ンス!」と考えた。

一体、“事業協同組合”の何がビジネスになるのか?
一言で言えば『囲い込み戦略』である。中小企業を組合員として囲い込み、
中小企業のためになるサービスを提供する。営業で日本一になった先輩は、
売れる仕組み作りが上手だった。

設立までの道のりは平坦ではなかったが、山梨県最初の『異業種の事業協
同組合』が認可された。先輩は当時、某会社にトップ営業マンとして所属
していたので理事長にはならず、知人を名目上の理事長に据えて本人は副
理事長となった。他の理事も名前ばかりで、実質は副理事長の先輩と事務
局長の私とで運営した。

組合の目玉としてやろうとした事業は「高速道路別納制度」だった。組合
に入れば「高速道路別納プレート」というカードがもらえ、利用料金が割
引になり、かつ後払いになるというサービスである。ETCカードがなかっ
た当時としては画期的なコストダウン・サービスであり、組合員には大変
なメリットがあった。
理事長が動かないので、事務局長の私が必要な書類を揃えて足しげく道路
公団に通った。そして2年掛かりでやっと認可を得ることができた(理事
長は一度も行っていない)。その時には、「高速道路別納制度」を扱って
いる組合が多くなってきており、我が組合は後発となっていた。多くの組
合は15%割引でカードを発行していたので、後発の我々は18%割引と
した。これはあくまでも“囲い込み”のためのツールと考えていたからで
ある。
別納制度で高速道路が安く利用できれば、それにメリットを感じる多くの
中小企業が組合に加入してくれて、組合員が多くなれば様々な事業が仕掛
けられる。別納制度は“撒き餌”みたいなもので、その後が本当の事業に
なると考えていた。

先輩の場合は所属する会社で扱っている商品・サービスであり、私の場合
は中国人研修生だった。(ここでやっと中国と繋がりました)
中国で一番感じたのは「ヒトが多い!」ということであり、人が多いとい
うことは優秀な人材も多いということだ。今後人口が減っていく日本では、
必ず人材に対する需要が増えていくと考えた。また、中国人も豊かな日本
に行きたがっていた。私が進出していた福建省は、いわゆる“ボートピー
プル”の故郷であり、非合法で日本に渡った人たちが大金を中国に送金し
ていた。「合法的に中国人を日本に送り出す」ことは十分にビジネスとし
て成り立つはずである。いくつかの形があったが、最もポピュラーなやり
方が“研修生”として日本に送ることであった。
“研修生”を日本に送るためには、日本国内に合法的な受け入れ機関がな
ければならない。事業協同組合は合法的な受け入れ機関となれる組織だっ
た。

つまり私の構想はこうだ。

1   日本に中国人研修生受け入れのための機関を作る(これが異業種
    の事業協同組合である)
2   受け入れ企業となる組合員を多く囲い込む(そのための手段とし
    て高速道路別納制度を利用する)
3   中国側に送り出し機関を作る(この内容については次号で詳しく…
    お楽しみに!)
4   中国人研修生派遣事業で日本語と日本の技術を学んだ中国人を囲
    い込む
5   研修生が中国に帰った時には、彼らを中国の日系企業に派遣する

日本と中国の両国で人材派遣を行うという壮大な事業プランを持って進め
ていた。

しかし、ここで理事長が弊害となった。「高速道路別納だけをやりたい」
と言うのだ。私と先輩は、このような別納制度がいつまでも続くはずがな
いと考えていたため(事実、数年後にはETCカードが始まり、別納制度
は廃止となった)、早急に別の事業を立ち上げようと検討していた。方針
に食い違いが生じたため、やむなく組合の事務所を2つに分け事業を分担
するという案を作り総会に諮ることにした。

ところが、原案は全て総会で否決されてしまったのだ。 (次号に続く)


□■□■□■□■□ Enjoy 活字Life ■□■□■□■□■□
■□───────────◆◇ 宮下サイディング 宮下純さん ◇◆

著者名   東野圭吾
主要作品  宿命・変身(講談社) 秘密(文春)
ジャンル   ミステリー
コメント   もはや言わずと知れた、東野圭吾がお勧めです。TVシリー
      ズの「探偵ガリレオ」の原作者として一躍有名になりました
      が、僕のお勧めは、宿命、変身、秘密、の3作品です。この
      3作は何れも人間の脳に着眼した作品でして「東野圭吾脳ミ
      ソ3部作」と勝手に名づけさせていただいています。ちなみ
      に「秘密」は、広末涼子主演で映画化されました。こんな奥
      さんイイな〜と自分の○○に照らしつつ涙しました。

      東野圭吾の作品の面白い所は単なるミステリー(犯人は誰か?
      どうやって殺したか?)に止まらず、登場人物の個性や人間
      関係が深い!それでいて分かりやすい!読みやすい!=面白
      い!なにしろ全ての作品がお勧めですが(最近映画化された、
      容疑者Xの献身もサイコーです)東野入門としまして、宿命、
      変身、秘密、をまだ読んでいない方は是非!お勧めします。

著者名   馬場信浩
主要作品  スクールウォーズ 落ちこぼれ軍団の奇跡(光文社)
ジャンル   学園ノンフィクション?? 

コメント   この物語はある学園の荒廃に戦いを挑んだ熱血教師たちの記
      録である。高校ラグビー界において全く無名の弱体チームが
      荒廃の中から健全な精神を培い、わずか数年で全国優勝を成
      し遂げた奇跡を通じて、その原動力となった信頼と愛を余す
      所なくドラマ化したものである。 

      で、始まる伝説の学園ドラマ「スクールウォーズ」の原作で
      す。私の人生を変えたと言っても過言ではない話でして、こ
      のドラマのせいで(おかげで)高校ラグビーを始め、試合会
      場へ行くバスの中では、朝倉美稀の「ヒーロー」を繰り返し
      ダビングしたテープを聞きながらドーパミンを出していまし
      た。ドラマは皆さんご存知かと思いますが、原作も私の聖書
      として事あるごとに読み返しています。物語としても面白い
      のですが、109対0で負けた後から這い上がる頑張り、ラ
      グビーの基本精神である「one for allall 
      for one」「一人は皆のために、皆は一人のために」
      などとても勇気付けられる、自己啓発本的な一面も、兼ね備
      えております。イソップ〜って叫びたくなりますよ!


………………………… <<<< 編集後記  >>>> ……………………………

今月も原稿を頂いたみなさんありがとうございました。
 <ホノルルマラソン参戦記>すごかったですね。感動が伝わってきまし
た。三森直前会長またお話聞かせて下さい。私の業界の今、中国投資とや
はり自分の知らない世界を知るって楽しいですね。
来月の『私の業界の今』は、(有)おかめ鮨の佐久間利和会員に『食』につ
いて教えていただきたいと思います。よろしくお願い致します。
 
                         <<松下清人>>

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