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2005年7月例会報告


名称 : 林間研修例会

日程 : 2005年7月16日(土)〜17日(日)

場所 : ネオオリエンタルリゾート清里高原 泉郷

担当 : 経営研究委員会










7月16・17日に木々の緑に囲まれた八ヶ岳高原泉郷にて、「林間研修例 会」と題し会員参加型のコーチングプログラムを2日間行いました。

例会を開催したのはキレイな作りのフロント棟の2階にあるホールでした。 遠方での開催ですが予定外の遅刻もなく、定刻の19時でほぼ予定通りの出 席者の中、例会セレモニーを開始。まずは峰岸会長の熱い挨拶を頂き、その 後今回の講師である安海将広氏を会員に紹介しつつ、そのままコーチング研 修にはいりました。

安海氏は国内のコーチのパイオニア的存在で、ユーモアとタレント性を持つ コーチです。その安海コーチによるとコーチングとは「相手の目標やビジョ ンを達成するために、新しい行動を自らが創り出せるよう、会話を通して継 続的にサポートすること」のようです。このようなコーチングに関する基本 的なレクチャーを簡単に受けた後、コーチはフラフープを2つ取り出しまし た。そうです、今年の2月のAIJとの合同例会で行ったプロジェクトアド ベンチャーです。それを思い出した会員も多くいたと思います。

A地点からB地点にある椅子にフラフープを運ぶ作業を2チーム(9人づつ) に別れて行いましたが、結果両チームとも5分程掛かりました。 そして数分ミーティングをしたあと再度チャレンジ、するとAチームは半分 のタイムに。Bチームは変わらず・・・。 次に、ここで何が起きたかを皆で検証しました。そこでは「Aチーム」に起 きたことが「目標を達成する組織の3要素」に深く関わっていることを学び ました。その3つとは「共通ゴール」「貢献意欲」「コミュニケーション」 です。その3つが組織の中で活性化したからAチームは結果が出たわけです。

次には以上の3要素を現実の自分に置き換え、2人1組でコーチとクライア ントになり質問しながら進めていきます。私は三森会員と組むことになり、 まず、クライアント側が喋り続けその後コーチ側が3要素に沿って質問をし ていきます。この中の会話では、皆さん普段聞くこと(言うこと)のない、 個人的な事柄が多くでたと思います。

ここまで一通り「コーチング」とは何かをみんな実践して学びました。 ここで、安海コーチの「誰かボクにコーチしてもらいたい人いますか?」と いう呼びかけに空かさず反応したのは三森会員でした。 コーチングの内容は、先程私と話しをして出て来たことの延長でしたが、こ の内容については同じ境遇の会員がたくさんいて、自分のことのようにこの やり取りを聞いていました。特にコーチの質問、会話術、仕草はこれから自 分が会話をするのに非常に参考になりました。

ここで、1日目終了21時50分。コテージは各委員会ごとの宿泊です。 各自コテージに用意されている食事を、例会の話しをしつつとった後、経営 研究委員会のコテージへ集まりました。そこでは各自用意してきたアルコー ルを持ち寄っていつになくリラックスしたムードの中、志村会員のかけ声の もと各自の青工会に対する想いや自分自身のことなどを話して親睦を深める ことが出来たと思います。

2日目は寝坊することなく8時30分に例会会場へ集合し、2部をスタート。 1日目と同じく2人1組となり「自分がやりたいこと」をテーマにコーチン グを開始。「コーチング・スキル(承認)」(相手の行動や成長を認め、言 葉にして伝えること)に注意しながら相手に意見をいうという高度な技です。 これは、社員などに対して効果的に使える会話術として、とても参考になり ました。一緒に組んだ関本会員との内容も非常によく、私自身今まで感じて いなかった「気付き」が得られました。

最後には、インタビュー形式で5人1組となり限られた時間で未知の質問を して考えを引き出す作業をしましたが、非常に難しくまたおもしろくもあり ました。

残念ながら時間切れとなってしまい「まとめ」というプログラムが出来ませ んでしたが、この2日間の研修は参加者にとって学ばれたことが多いと思い ます。日常使っている「会話」というツールの使い方の重要性に改めて気付 かれた会員も多いことでしょう。それに加え真剣な話しをした上で導きや気 付きを得られた方もいると思います。

最後の安海コーチのお話に「(自分が)コーチをする・コーチされる・コー チングを学ぶ」ことをして、それを「継続」しなければ5倍10倍の効果は 得られない(コーチングの成果として)というものがありましたが、研修を 受けその意味がよく理解できました。

今回の例会は企画当初の段階から試験的な要素が多く、様々試行錯誤しなが ら今後の例会の在り方の一つとして考えました。どのくらいの動員が遠方で の宿泊という形でとれるか、内容にもどれだけ魅力があるのかなど、未知の 領域な部分が沢山ありましたがこれで未知ではなくなりました。 内容は素晴らしい例会で終わることが出来ましたが、課題として動員の問題 が浮き彫りになったという事実もあります。

真剣に考えたからこその結果なので、課題に対しても真剣に取組んでいきた いと思います。このことは青工会が、仲間と共に貴重な時間を過ごし学ぶと いうことが出来る会だからです。改めて今回の例会のことを次ぎに伝えてい く役割が私には出来ました。

そして協力して頂き背中を押して頂いた、経営研究委員会のメンバーにも改 めて感謝いたします。

最後に、今回の講師、安海氏を紹介してくださった初鹿シニア会員にも途中 応援に駆けつけて頂き心より感謝申し上げます。

経営研究委員会 委員長 田畑宏司





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